各種実験資料

化石サンゴパウダー添加による納豆菌増殖試験

化石サンゴパウダーを納豆菌に添加し納豆菌の増殖数と粘度の測定を行った。

1 試験概要
<培地の作成>
①.水洗いした大豆約200mlに水500mlを加え20時間浸漬。
②.上記の物を2ℓの三角フラスコに移し、更に200mlの水を加え綿栓をして120℃で20分間加熱。
③.加熱した物を布でこし、その溶液に寒天2%を入れて加熱し寒天を溶かした。これをオートクレーブに入れ120℃で20分間加熱。
<納豆から納豆菌の分離と培養>
①.300mlの三角フラスコに90mlの水を入れ、オートクレーブで殺菌した。
②.上記を冷やしてから、納豆10ℊを加え振とう機にかけ15分間攪拌した。その後、80℃の湯に10分間浸し熱処理を行った。
③.試験管に9mlの水を入れた物を20本用意した。
④.1で得られた納豆菌混濁液1mlを3の試験管にいれた。更に別の試験管に1ml加え、順次103までの希釈液を調整した。
⑤.これらの液の200μlを上記納豆培養寒天培地(各5枚づつ)に塗布した。
(103 105 106 107 108 希釈。)
<納豆から納豆菌の分離と培養>
上記静菌測定用の懸濁液を、径0.3mmの細管中を19.7mm落下するのに必要とする時間を計測した。

2 試験結果
・化石サンゴパウダーの納豆菌の増殖に及ぼす影響

納豆菌数

・納豆菌の粘度

納豆粘度

3 考察
化石サンゴパウダーを添加して納豆を製造する事で、納豆菌の増殖が促進される事が明らかとなった。納豆菌の増殖に伴い粘り具合も良くなっている。 栄養白書によると、現在の日本人の場合ほとんどの栄養素が十分摂取されているが、カルシウムと鉄が約10%不足しているとなっている。
化石サンゴパウダーの主成分は炭酸カルシウムであることから、化石サンゴパウダーを添加した納豆を食する事により、カルシウムとミネラルの補給にも効果的。

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